후리가나로 읽는 일본 고전
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やりがたけだいさんかいとざん
槍ヶ岳第三回登山
小島 烏水
小島 烏水의 槍ヶ岳第三回登山(やりがたけだいさんかいとざん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 5,115자 · 11화면
壮大なる岩壁は、石の翼の羽ばたきの、最も強いものであると思われる、眼前の常念山脈では、大天井と燕岳に乱れた雲が、組んず施つれつしている。
登りついた左の肩には、三角標の破片と見らるる棒が、一本立っている、そこから山稜を伝わって、右の肩へ出ると、小さな木祠があって、小さな木像一個と、青びた小指ぐらいな銅像が三個、嵌め込まれている、日本山岳会員の名刺が三枚ほど蔵われている、冠松次郎氏、中村有一氏、加山龍之助氏などで、去年又は本年の登山者である、私も自分の名刺を取り出し、万年筆で、四十三年七月廿七日第三回登山者と、忙しく走り書きして抛げ込んだ、木祠の中には穴の明いた、腐蝕しかかった青銅銭が、落ち散っていた、先刻の上り路で、兼という人足が、ここのお賽銭を拾って村へ還ると、山の御守符というので、五厘銭が白銅一枚には売れると、言った話を憶い出して、微笑むだけの余裕はあった。
後から来る連中は、やっと尾根にかかって来たが、前に槍に登ったことのある人もいるので、峰にはもう登らないと決めたらしく、一と塊まりに小さく黒くなって休んでいる、私は兀々した