후리가나로 읽는 일본 고전
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もほうとどくりつ
模倣と独立
夏目 漱石의 模倣と独立(もほうとどくりつ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 20,633자 · 41화면
巧い拙いにかかわらず、他人の描いたようなものはいくらでも描くんですが、それじゃ自分は何所にあるかというと、チョッと何所にあるか見えないような絵を展覧会で見せられました。その次にもう一つの外国から帰った人の絵を見た。それは品の宜い、大人しい絵でした。それで誰が見ても、まあ悪感情を催さない絵でありました。私はその中の一つを買って来て家の書斎に掛けようかと思いました。が、止しました。けれども、まあ買っても宜いとは思いました。何故買っても宜いといいますと、相当に出来ているからです。内へ持って来て掛けるのは何故かというと、英吉利風の絵なら絵を、相当に描きこなしておって、部屋の装飾として突飛でない、丁度平凡でチョッと好かろうと思ったから買って来ようかと思ったけれども、買って来ませんでした。その人の絵は誰が見ても習った絵だということが分る。習って或程度まで進んだ絵である。それだから見苦しくない、ということは分る。その代りその作者を俟って初めて描けるような絵は一つもないのです。例えばその内の一を選んで内に掛けるにしても、その特別なる画家を煩わさないでも、外の人に頼んでも、それと同じような絵が出来そうな絵でありました。