후리가나로 읽는 일본 고전
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けんりょくのひげき
権力の悲劇
宮本 百合子
宮本 百合子의 権力の悲劇(けんりょくのひげき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 4,912자 · 10화면
ゲーテは「ファウスト」第二部で、より大きい善、人間の美徳、平和な建設を実現する可能をゆるされている能力として権力を見出している。現代でいえば一つの都市ぐらいしかなかった十九世紀初頭のドイツ小王国ワイマールの学友宰相であったゲーテは、その時代の性格とその政治生活の規模にしたがって、何と素朴だったろう。そして何と「宮廷詩人」的であったろう。ナチスが、ゲーテ崇拝を流行させていたわけもわかる。権力に従順な人々へのゲーテ賞もわかる。
現代の帝国主義の国家権力の実質が、よりゆたかなヒューマニティーの力の表現といえないのが現実ならば、わたしたち一人一人が「失うものはこの世の不幸しかない」平の人民の女であり男として生れたことを心からよろこび、評価してよいと思う。なぜなら、わたしたち人民の男女のヒューマニティーは、権勢とひきかえに奪われてはいないのだから。反対に、日々の労働の痛苦、いまの社会で母性が経験する大小無数の苦労。失業のいたで。生活の安定を見出そうとして階級として努力するその過程にうけている容赦ない政治的な経験などによって、わたしたちの、人民としての階級的なヒューマニティーはますます鋭くさせられている。