일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

ja-reading.com

후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

たなださいばんちょうのかいし

橘外男ワンダーランド 怪談・心霊篇

橘 外男

橘 外男의 橘外男ワンダーランド 怪談・心霊篇(たなださいばんちょうのかいし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 112,181자 · 219화면

아오조라 문고

憂い辛いその四年間も過ぎて、いよいよ戦争も済んで、欧州の事情の判明した途端、この一家を驚かせたものは、独逸の滅亡でもなければ、ソ連の東欧衛星国家群の確立でもありません。故国のユーゴ・スラヴィアが、チトー元帥を主班とする共産政権下の支配に移って、国内財閥の事業も財産もことごとく政府に没収されて、今では民間の資本というものが、ユーゴ国内に一つも存在しないということだったのです。

営々として心血を注いだ父親の一生の仕事は、まったく水泡に帰してしまったというのです。いいえ、一生の仕事が水泡に帰してお金のなくなったことなぞは、諦めのつくことです。どうしても諦めのつかぬことは、その国内の混乱の最中に、旧財閥や旧富豪階級は、ことごとく共産政権の粛正の血祭りにあげられて、投獄されたり、追放されたり、死刑になったものも数知れずある、という噂だったのです。

今日まだ行方のわからぬものが、三万何千人とか! その筆頭第一に、大切な祖父のドラーゲ・マルコヴィッチの名前があげられて、叔父のウラジミールも、叔母のヴィンチェーラも、一族一門ことごとく、消息を絶っていることだったのです。