일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

きみつのみわく

機密の魅惑

大倉 燁子

大倉 燁子의 機密の魅惑(きみつのみわく)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 18,394자 · 37화면

아오조라 문고

「何んだ、君か、そこまで僕が送って行ってやろう」と云ったので門衛は大変に恐縮し、自分の粗忽を詫びて二人を門の外へ出してくれました。するとその女は立ち止って彼の耳もとへ口を寄せながら、

「お約束だったから来たのですが、遂々お目にかかれませんでしたの。でも、内緒よ。でないと総領事さんに、叱られますから」

白石さんはその時始めてその女が有喜子だったことを知りました。

門を出て少しばかり一緒に歩いたそうですが、女がしきりに、一人で帰るから送ってくれなくともいいと辞退するので、そこで別れることにして握手を求めたのだそうです。すると黙って左の手を出したので、少しお酒に酔っていた彼はその手を払い退け、ポケットの中の右手を無理に引張り出して握ったら、有喜子が小さな声であッと云って手を引込めようとするのを、ぐっと握って、そのまま別れたのだそうです。

その時に何か変にねばっこいものが手についたが、暗くてよく分らないので、そのまま自分のポケットの中でハンケチを握りしめて拭いてしまったと申します。それから五六歩も歩いて、ふと振り返ってみると、いつの間にどこから飛び出したか、誰か男と肩を並べて歩いていたそうですが、ああした女の事故、いろんな友達を持っているだろうし、ちょっと嫉ましい気持ちになって、後姿を見送っていましたが、軈て二人