후리가나로 읽는 일본 고전
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うたあんどん
歌行灯
泉 鏡花
泉 鏡花의 歌行灯(うたあんどん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 36,094자 · 72화면
題して曰く、臨風榜可小楼。
「……とある、いかさまな。」
「床に活けたは、白の小菊じゃ、一束にして掴みざし、喝采。」と讃める。
「いや、翁寂びた事を言うわ。」
「それそれ、たったいま懲りると言うた口の下から、何んじゃ、それは。やあ、見やれ、其許の袖口から、茶色の手の、もそもそとした奴が、ぶらりと出たわ、揖斐川の獺の。」
「ほい、」
と視めて、
「南無三宝。」と慌しく引込める。
「何んじゃそれは。」
「ははははは、拙者うまれつき粗忽にいたして、よくものを落す処から、内の婆どのが計略で、手袋を、ソレ、ト左右糸で繋いだものさね。袖から胸へ潜らして、ずいと引張って両手へ嵌めるだ。何んと恐しかろう。捻平さん、かくまで身上を思うてくれる婆どのに対しても、無駄な祝儀は出せませんな。ああ、南無阿弥陀仏。」
「狸めが。」
と背を円くして横を向く。
「それ、年増が来る。秘すべし、秘すべし。」
で、手袋をたくし込む。
処へ女中が手を支いて、
「御支度をなさりますか。」
「いや、やっと、今草鞋を解いたばかりだ。泊めてもらうから、支度はしません。」と真面目に言う。
色は浅黒いが容子の可い、その年増の女中が、これには妙な顔をして、