일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

ぶけわらじ

武家草鞋

山本 周五郎

山本 周五郎의 武家草鞋(ぶけわらじ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 17,835자 · 35화면

아오조라 문고

「なつかしいな」伝三郎は口のうちでそう呟いた、「……新庄でも今ごろになるとよく山へこれを摘みにいったものだったが」

望郷の想いが湯のように胸へこみあげてきた、その想いに唆られて、かれは山葡萄の蔓へ手を伸ばした。そのときである。林の向うの畑地から、「山を荒すじゃねえぞ」という棘とげしい叫びごえが聞えてきた。ふり返ってみると、二十ばかりになる百姓の娘が、ひどく尖った眼つきでこっちを睨んでいた。――山を荒す、言葉があまり烈しいので、伝三郎ははじめ自分のこととは思えなかった、娘は血色のいい頬をふくらせ、なにかを叩きつけるような調子で呶鳴った。

「そこらへ入って山を荒すじゃねえ、ここはおらんちの山だ、むやみに入って荒すと承知しねえから」

それは人間の貪欲をむきだしにしたような声つき表情だった、しかもまだ若いとしごろの娘である、伝三郎は思わず前へ一歩出た。

「拙者はここで山葡萄をみつけた、一粒二粒これを摘もうとしたのだが、それもいけないのか」

「山を荒すなと云ってるだ」娘はおっかぶせるように罵った、「……ここはおらんちの山だ、出てゆかねえと人を呼ぶだぞ」

伝三郎は頭を垂れた。