후리가나로 읽는 일본 고전
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ぶこうざんにのぼる
武甲山に登る
河井 酔茗
河井 酔茗의 武甲山に登る(ぶこうざんにのぼる)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 3,273자 · 7화면
大宮から登り五十二丁と云うのだから、今からでも大丈夫頂上を極めて明るい間に下山することが出来ると断定して了ったのが、抑も後に冒険のおこる発端であった。
三十分許り樹林を縫うて登ったが、それから先は、草山になって、草は其一部を刈り取ってあるから、天日を遮るものがない、且此山は、殆ど上りばかりで、足を休める平坦な途がない、暑いのと、急なのとで、一行稍疲れ気味が見え出したが、此処で疲れては仕様がないと、なるべく急がぬように上って行く。一方は急峻な傾斜になっている上に、途は細いし、草も木も手ごたえにするものがないのだから転ぶと何処まで落ちて行くか分らぬ。試みに石を転がしてみると、約半町許りもころころと転んでいって、暗い渓谷に隠れて了った。後で聞くと、此辺は俗に七曲りと云うそうだ、大宮の町も眼下に見え、秩父盆地一帯の展望には、この七曲り辺が尤も好い。
次に途は深い草原に入った、今までは兎に角草の刈った跡だから途は見えていたが、此れからは途が見えない、恰度人間の丈ほどの茅萱其他の雑草が両方から生い茂って、前途をふさいでいるから、ステッキや洋傘で草を分け分け足では途を探って、一歩一歩注意して上って行く。