후리가나로 읽는 일본 고전
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さいじきしんちゅう
歳時記新註
寺田 寅彦
寺田 寅彦의 歳時記新註(さいじきしんちゅう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 4,875자 · 10화면
今日では秋分の太陽は処女宮の西のはずれに近い処まで動いて来た、従ってもとは同名の星座に配してあった十二宮は同名の星座と合わなくなって来たのである。秋分点あるいは春分点が天を一廻りして旧位に帰るまでには二万五、六千年の星霜を経ねばならぬ。今から一万二、三千年の子孫の世には北極はとんでもない天の河のはずれを向いて、七夕の星が春見えるような事になる。こんな変化の起る訳は地球の自転の軸が独楽の軸と同じように徐々に味噌摺り運動をやるためである。(明治四十一年九月二十六日『東京朝日新聞』)
六
霧
霧の出来方には色々ある。夜地面に近い空気がだんだんに冷えて来るために水蒸気が細かい滴になって空中に浮游すればすなわち霧である。また湿気を帯びた温かい風が森や山腹の冷たい処に触れる場合や黒潮と親潮が出会うて温かい空気と冷たい空気が混ずる場合などにも起る。いずれにしても空中の水蒸気が凝って水滴となったもので実質においては雲と少しも異なっておらぬ。この滴が大きくなれば雨である。霧の滴の大きさは色々あるが、直径おおよそ一分の百分一くらいのもので一滴ごとに凝結の中心となるべき核をもっている。