후리가나로 읽는 일본 고전
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れきしたんていほうほうろん
歴史探偵方法論
坂口 安吾의 歴史探偵方法論(れきしたんていほうほうろん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 7,900자 · 16화면
二十以上も重なり合って大ピラミッドをなしているような牢固としてヌキサシならぬ証拠の数々よりも、バクゼンたる人情や外見的な人柄を重く見ようとする。実に不合理でアイマイな規準を以て、ヌキサシならぬほど合理的なものを否定することを怪しまない。これが相当な学問をおさめた人にも一般の日本人の性格らしい。
これは歴史家ではないが日本に於ける自称名タンテイの一人が先日手紙をよこして、貴公は記紀の作者が史実を隠すために偽装した史書が記紀だと云うが、文化の低い古代人がそんな複雑なカラクリを巧妙になしうるとは思われない。よほど多くの物的証拠をあげないと、そんな証明はできなかろう、と言ってきました。
この自称名タンテイは本当のタンテイとは何か、ということを知らない。あいつは人相が悪いから臭い、とか、良家に育ったインテリの周作君は犯人でなかろう、とか、あの田舎ッペイに複雑な密室殺人はできまい、とか、先に見込みを立てて証拠をさがすタンテイは居りません。バカタンテイはそうだが、本当のタンテイはいつも白紙で現場にのぞみ、その証拠に従い、証拠を追って考えをすすめる。
歴史をタンテイする場合にも同じことで、史実を隠すために偽装を施されたものが記紀である、という考えが先立つことは有りうべからざることなのである。