후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
しのよこく
死の予告
野村 胡堂
野村 胡堂의 死の予告(しのよこく)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 17,149자 · 34화면
足が達者だから、そう、短距離なの、中距離なの、レコードは? なに、ランニングの選手じゃないの、新聞の種取り? まア――」
言うだけ言って瑛子はサッサと出て行きます。
「この方は鏡照子さん、当家の家政婦で御座います。お生れは北海道、お年は――あッ、それを申しては失礼だとか言いましたな」
僅に顔を挙げたのは、まだ若い割にくすんだ洋装をした婦人――いや娘と言った方がいいかも知れません――兎に角、無口な、上品な、夕顔のように淋しいところのある女性です。
これも、「足の勇」の不遠慮な視線に射すくめられて、脅えた小鳥のように逃帰ってしまいました。
「あれは可愛相な娘です。両親を失って路頭に迷って居るのを、紹介する人があって引取りましたが、あの通り真面目で忠実ですから、唯今では家政全部を任されて、取りさばいて居ります」
長谷部老人は自分の娘のような自慢口調で、こんな事を申します。
「次は」
「園丁の定公夫婦、お庭の中に一軒建てて住んで居ります」
四十前後の植木屋夫婦、別に取立てて言うほどのことはありません。
続いて、書生二人、女中五人、運転手、助手、その中には変った人間も居りますが、これとても言うほどのことはありません。