일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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ししゃのしょ

死者の書

折口 信夫

折口 信夫의 死者の書(ししゃのしょ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 62,340자 · 126화면

아오조라 문고

だがそうした後の気持ちの爽やかさは、どうしたことだ。洗い去った様に、心が、すっとしてしまうのだった。まるで、初めから家の事など考えて居なかった、とおなじすがすがしい心になってしまう。

あきらめと言う事を、知らなかった人ばかりではないか。……昔物語りに語られる神でも、人でも、傑れた、と伝えられる限りの方々は――。それに、おれはどうしてこうだろう。

家持の心は併し、こんなに悔恨に似た心持ちに沈んで居るに繋らず、段々気にかかるものが、薄らぎ出して来ている。

ほう これは、京極まで来た。

朱雀大路も、ここまで来ると、縦横に通る地割りの太い路筋ばかりが、白々として居て、どの区画にも区画にも、家は建って居ない。去年の草の立ち枯れたのと、今年生えて稍茎を立て初めたのとがまじりあって、屋敷地から喰み出し、道の上までも延びて居る。

こんな家が――。

驚いたことは、そんな草原の中に、唯一つ大きな構えの家が、建ちかかって居る。遅い朝を、もう余程、今日の為事に這入ったらしい木の道の者たちが、骨組みばかりの家の中で、立ちはたらいて居るのが見える。家の建たぬ前に、既に屋敷廻りの地形が出来て、見た目にもさっぱりと、垣をとり廻して居る。