후리가나로 읽는 일본 고전
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さつじんきょうのはなし
殺人狂の話
浜尾 四郎
浜尾 四郎의 殺人狂の話(さつじんきょうのはなし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 10,549자 · 21화면
ブノンスの殺人事件というのは、牛飼いのヴィクトル・ポルタイエという少年が、のどを切裂かれ腹をえぐられて見るも無惨な死体となって牧場で見出された、という事件であった。当時嫌疑のかかったのは、アルデシュという浮浪人で、その惨劇の前夜、現場付近をうろついていたという男によく似ていたのだった。而てこの男の人相は又、一八九五年五月にオー・ドュ・シェーンという所で十八歳になるオーギュスチヌ・モルチュリューという少女の殺人犯人の人相にもあてはまっていた。
そこでベリーのマヂストレートは直にヴァッヘルを送らして自ら之を訊問したが、彼はついにヴァッヘルをして恐るべき犯罪を自白せしめたのである。その自白によると、ヴァッヘルは、ブノンス事件の犯人、モルチュリューの犯人であるばかりではなかった。
(少女モルチュリューの犯人として、グレニエという男が逮捕され、後許されはしたけれども彼は永い間世の批難を受けなければならなかった)
ヴァッヘルの十八の犯罪を一つ一つここに記す事は困難であるからして、ここにはただその犯罪時と場所と、犠牲者の名とを記すにとどめよう。
(1) 一八九四年、ボールペールに於いて。