후리가나로 읽는 일본 고전
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ひかくしんわがく
比較神話学
高木 敏雄
高木 敏雄의 比較神話学(ひかくしんわがく)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 177,624자 · 348화면
印度動物説話は、疑なく欧羅巴動物説話の根源なり。印度説話の主人公たる獅子と豺とは、欧羅巴に於ては、他の動物と変ず。豺は凡ての説話に於て狐と変じて現わるるも、獅子は間々熊と変ずるのみ。実際獅子の生存せざる、欧羅巴の地方に於て、その悉く熊と変ぜざるは、盖し百獣の王としての、獅子の名の早くより普く知られ居たるによる。印度に於ては、豺は実際恰かも獅子の従者の如し。その獅子の後に従いて、獅子の獲物の残物に、其腹を肥やすことは、土人の常に目撃する所なり。此れ即ち印度動物説話の基礎にして、説話に於ては、獅子は通常国王として現われ、豺は国王の顧問或は大臣たり。獅子はその躰力に於ては、遥かに豺に勝るも、其智力に於て、足らざる所あり。豺は躰小にして、獅子に勝つ能わざるも、智力に於て獅子に過ぐ。是に於て弱くして賢き従者、強くして愚なる主君を欺くに至る。之を印度動物説話の要旨とす。此動物説話に、道徳的趣味の、加味せられたるもの、一変して一種の譬喩譚となり、遂に希臘に入りて、有名なるエソップの物語の中に入りたるなり。
今此説話と日本童話の「和尚と小僧」とを比較するに、両者は其根本的性質に於て、全く同一なり。