후리가나로 읽는 일본 고전
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ひかくしんわがく
比較神話学
高木 敏雄
高木 敏雄의 比較神話学(ひかくしんわがく)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 177,624자 · 348화면
蟹の為めに仇を報いられて、愧づ可き最後を遂げし猿は、その躰力に於ては、勝れるも、智力に於ては及ばざるに遠く、泥舟を作りて狸を溺死せしめし兎は、其躰小なるも、智力に於ては、敵に勝ること大なり。智力は最後の勝利者なりとの思想は、二つの場合に於て、明かに認むることを得可し。茲に、猿の水中の月を捉うるを云うことあり。こはもと『僧祇律』より出でしものにして、単に智の足らざるを譬うるに過ぎざるも、何故に山に住む可き猿は、川に来りて溺れざる可からざるか。何故に、殊に水中の月を捉えて、溺れざる可からざるか。
南方スラヴ人の間には、今日も尚、次の説話の物語らるるを、聞くことを得可し。狐あり死せし様を装いて、路傍に横る。一人の農夫、車を曳きつつ来り、狐の横わるを見て、真に死せし者なりと信じて、車の上に載せて進み行く。狐農夫の知らざるに乗じて、車に積まれし乾酪の三個を窃みて、其まま逃れ去る。既にその二個を食い尽して、最後のものに及びし時、狼来りて之を見て、何処より之を得しやを問う。狐答えて、河の中より、之を得たるを告ぐ。狼しきりに、之を得んことを欲して止まず。是に於て狐之を導きて、或河辺に来る。