후리가나로 읽는 일본 고전
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ひかくしんわがく
比較神話学
高木 敏雄
高木 敏雄의 比較神話学(ひかくしんわがく)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 177,624자 · 348화면
高山に登りて、深谷を下瞰すれば、地の厚さ測り知る可からず。深山の森林は、鬱乎として其尽くる所を知らず。人跡罕なるところ、幽谷断崖、巌崛洞門、その広狭深浅誰か能く之を知らん。一葉の孤舟に身を托して、滄海に棹さんか、烟波渺茫として際涯を見ず。颶風一度起れば、湖水天に連り、千尋の海底その秘密を示さんとす。此に於てか、深山の奥下界に通ずる洞門ありとし、滄海の底、海神の宮殿ありと想像す。交通の途未だ開けず、山に入りて帰らざる者あり。異様の人物、海上より来ることあり。地球の形状、国土の地理の知られざりし当時に於て、他界の交渉の信ぜられしは、偶然に非ず。
デンニス曰く、何れの国民の間に於ても、下界に通ずる洞門に就て、物語られざるは無し。殊に深山峻嶺の存ずる地方に於ては、文明の空気の流通せざるが故に、此等の説話は遂に、その地方に固着するに至る。かくて「アイゼンバッハ」と「ゴータ」との間なる「ヘルゼル」山中の「ヘルゼル」洞門は、下界に通ずる門戸となり、往時はその洞門より、夜々呻吟号哭の声洩れ聞ゆと信ぜられ、遂に「ヘルゼル」の義を以て精霊と解するに至れりと。出雲の古伝に曰く、出雲郡字賀郷に洞窟あり。