일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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ひかくしんわがく

比較神話学

高木 敏雄

高木 敏雄의 比較神話学(ひかくしんわがく)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 177,624자 · 348화면

아오조라 문고

然れども或国の風土記の一節としては、一個の説明神話に過ぎざる此説話も、比較説話学上より観察するときは、决して一個の説明神話なりと云のみにて、解釈し尽すを得ず。此神話中より、福慈、筑波の山名を除くも、尚一個の説話として、理解し得可ければなり。或時神地上を巡行し給う。日暮れて宿を求め給うに、請われし両人の中、一人は、情なく之を拒絶し、一人は快よく之を許す。拒みし者はその罸として禍を招き、許せし者は、その賞として福を受く。説話の骨子は、実にかくの如し。即ち此説話は、其根本に於て、山岳説話にも非ず、説明説話にもあらずして、一種の道徳説話なり。唯偶然にそが富士筑波の現象の説明に、利用せられし結果として、一個の説明説話の外観を取るに至りしのみ。

第二の説話も、茅輪の神事の起原を説明するを目的とする点より、観察するときは、等しく一個の説明たる可きも、其骨子に於ては、第一のものと全く同じく、その根本に於ては、全く同一の道徳説話にして、偶然の事情によりて、速須佐能雄神に就て、物語らるるに至りしに過ぎず。此道徳説話は、所謂世界大拡布説話の一つにして、既に古代の欧羅巴文学に見え、今日に於ては、凡ての基督教国民の間に、伝唱せらる。