후리가나로 읽는 일본 고전
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こおれるはなよめ
氷れる花嫁
渡辺 温
渡辺 温의 氷れる花嫁(こおれるはなよめ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 1,538자 · 4화면
17 青年はびっくりして、花嫁の華車な人形のような体を抱き上げる。
青年の顔に恐怖の色。叫ぶ。
「ガタガタ慄えているね。お前は熱病にかかったのだ!」
18 船客たちのどよめき。
「熱病!」
「熱病……」
「印度洋の熱病だ!」
「印度洋の熱病だ※(感嘆符二つ、1-8-75)」
19 青年は花嫁の体を腕にかかえて、
20 そして船室のベッドへ運ぶ。
21 船医が診察する。首を大きく振って、
「印度洋の特有な悪性の瘧らしい」
22 忽ち船全体に大袈裟な消毒が始まる。
23 しかし、すでに遅く、悪疫は船内に瀰漫しつつあった。まず花やかな薄羅に包まれた淑女たちが、それから紳士と船員が次々にたおれた。みんな恐ろしい寒気を身に感じて、そしてまるで「慄える玩具」のように劇しく絶え間なく戦慄した。
24 花嫁の枕辺で絶望している青年。青年自身も堪え難い寒気に襲われた。
25 船長室。――肥った船長はベッドの中で氷嚢に冷やされながら慄えていた。
26 黒ん坊の運転手は慄えながら神を祈った。
27 電信技師は慄える手先で辛うじて発信機を打つ。
――S・O・S! 印度洋にて。新しき五月の花――
28 帆柱高く上がる非常信号旗。