일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

こおりぐらのにかい

氷蔵の二階

宮本 百合子

宮本 百合子의 氷蔵の二階(こおりぐらのにかい)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 18,201자 · 37화면

아오조라 문고

その上、ひょっと、ね、いろんなことでも知れて御覧なさい、もう鼻も引かけられやしないわ。――そんなこと私いや! 東京にいりゃ、ものの分る人が多いし、世間が広いもの――私さえ心掛けをちゃんとしていりゃ、落着くにしろ、浜人足よりゃ増しな人が見つかるまいもんでもなくてよ。――私みたいに生みっぱなしにされた者は、仕合だって苦労して自分で見つけなけりゃならないんだもの――」

「それにはさ、猶まわりをさっぱりしとかなけりゃ――誰だって――」

志野は、うっとり考えていたが、独言のように呟きながら微笑んだ。

「……でも、もう少しだわ……」

「なにが?」

「――……」

志野は首をかしげ、憧れと楽しさとが心一杯という笑顔をした。

「――今にわかるわよ」

土曜日に、房は須田へ遊びに行った。上の娘が、セルロイドのキューピーに着せるものを縫えなどと甘え、房は九時近く帰って来た。店のタタキを入ると、いつになく琴の音がする。扉の外に、黒い鼻緒の男草履が一足脱いであった。房は、外から、

「ただ今」

と声をかけた。

「おかえんなさい」

艶々した志野の声が高く返事した。

「丁度よかったわ」

露台へ向って明いている窓枠に、和服の色白な男が腰かけていた。