후리가나로 읽는 일본 고전
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けっせんかわなかじま うえすぎけんしんのまき
決戦川中島 上杉謙信の巻
坂口 安吾의 決戦川中島 上杉謙信の巻(けっせんかわなかじま うえすぎけんしんのまき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 9,278자 · 19화면
余は生来のサムライである。サムライがサムライたることを羞じ怖れては己がツトメの果さるべき理がないではないか。
憎むべきかの信玄を斬れ。かの入道を足下に踏んまえよ。将兵の辛苦はさることながら、これもまた銘々のツトメならば是非もなし。謙信はバイたらん。諸氏もまたバイたれ。春日山城の総員はあげてバイたれ。諸氏はその馬力に於てPTAの女連盟に及ばずといえども、バイたれば足るのである。謙信は馬力に於てPTAの女連盟に遠く及ばず。しかも余がバイたれば、PTAの女連盟は余のために哭し、余の名をたたえるであろう。諸氏に於てもまた然りである。バイたれ。バイたるべし。バイたらん。
余がかくの如くにカツゼン大悟して、ふと見やれば、放善坊は涙を拭き拭きカラカラと狂笑して起き上り、
「さて、この勘定はいくらだろうか。それが心配になってきた。勘定を払う前にあんまり味をほめすぎるのは考え物だ。たかが、バイじゃないか。第一、あなたがいけないよ。雷様がへソを食うように、あんなにうまそうにモリモリ食うものじゃアないね。人が見ればタイとイワシの見分けを知らぬ田吾作だと思いますよ。バイの借金を背負って春日山へ帰るわけにもいかねえや」