후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
けっとうじょう
決闘場
岡本 かの子
岡本 かの子의 決闘場(けっとうじょう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 11,298자 · 23화면
彼女の変に引きつれた笑い顔と、白く光って細い指の可愛く素早しっこい小突き方は、妙に邪険で、男達をわあーと後へ二三歩飛び去らせた。男達は息を呑んだ。でもワルトンは、小癪に触って不満そうに停って居るジョーンより前方へ進み出て、右腕を伸し人差指を剣のように前へ突き出し、左腕を上へ直角に曲げ、決闘の型でアイリスに迫った。
――さあ、我れこそはドンキホーテ、いざ一本参らん。
ワルトンの今までの経験に依ればアイリスは可なり複雑な性格の女に思えた。時折り彼は彼女をどう扱ってよいか解らなかった。今も彼はアイリスが変にいこじで意地悪な雌に見えた。彼女は、また今のワルトンを非常に出過ぎ者で洒落臭く感じた。
――何を失礼な、姫君に向って。
アイリスは陽の斜光を背に向けて身構えた。
陽に透けて白髪のように見える淡黄色の髪にぼかされ、彼女の顔は細長く凹んで見える。ワルトンの人差指が、狙って来る蛇のようにアイリスの咽喉先きに迫ると、彼女は不意の圧迫に堪えられなくなった。
――嫌やよ、気持ちが悪い。ジョーンとやりなさい。
そう言って、アイリスはくるりと向きを変え、決闘場跡の芝生の向う側まで駈けて行った。