일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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「ちんもく」のはなし

「沈黙」の話

豊島 与志雄

豊島 与志雄의 「沈黙」の話(「ちんもく」のはなし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 6,184자 · 13화면

아오조라 문고

使いの者たちが八方に飛んだ。そのうちの或る者が、城下の陋屋に住んでる一人の賢者を見出した。みごと隣国の使者に応対してみようというのである。

そこで、王はまた玉座につき、左右には大臣将軍等が居並んだ。隣国の使者は、沈黙のうちに坐り続けている。

賢者は隣国の使者の方へ進み出で、子供の玩具をその前に置き、じっとその顔を見返した。

使者は少し驚き、当惑したようであった。やがて、平静に返って、一握りの粟を取出し、それを床の上にまき散した。

賢者は静に微笑んだ。鶏の雛を一羽取出して、そこに放った。雛はたちまちに粟粒を食い初めた。

使者は一寸たじろいだ。それから礼をして、立止って、首垂れながら帰っていった。

この、沈黙の外交問答を、解釈しようならば――

隣国の使者は玉座のまわりに円を描くことによって、こう尋ねたのである。「もし我国の軍勢が征め寄せて、貴国の王城を包囲したならば、如何なさる思召か。降服なさるか、それとも防戦なさるか。」

賢者は子供の玩具を差出して、答えた。「我国の軍隊に比ぶれば、貴国の軍隊などは子供同然である。」

使者は粟粒をまいて、云った。「我国には無数の兵士がいる。