일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

ja-reading.com

후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

さばくのこと

沙漠の古都

国枝 史郎

国枝 史郎의 沙漠の古都(さばくのこと)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 110,076자 · 220화면

아오조라 문고

『ごめん遊ばせ』と仏蘭西語で云って顔を赧らめたというものです。見ると女の荷物を担いだ赤帽が背後に立っていました。だからあの駅で乗車ったんですよ」

「ふうん、あの女がぶつかった? たしかに君にぶつかったんだね? 実は僕にもぶつかったのさ。クルガンの停車場へ停車く前に煙草を喫もうと思ってね、喫煙室へ出かけたものさ。あの女の前を通った時だ。不意に女が立ち上がって僕の腰の辺へぶつかったよ。その時僕は敏捷に働く手の触覚を感じたものだ。ズボンのポケットの辺にだね」

「きっと偶然にさわったんでしょう。あんなに美しい若い女がまさかに掏摸はやりますまい」

「…………」ラシイヌは返辞をしなかった。見て見ないような様子をして、列車の片隅に腰かけながら新聞を見ている疑問の女へじっとその眼をやったものである。

十二月極寒の西伯里を、巨大なインターナショナル・ツレーンは、吹きつける吹雪を突き破り百足のような姿をしてオムスク指して駛っている。しかし室内は暖かい。暖かい室内には乗客達が各自好みの外套を着て毛皮の襟をしっかりと合わせ座席に腰かけて話している。一等客室のことであるから、誰を見ても大概はカルチュアされた立派な紳士や淑女達で話している言葉も上品であった。