후리가나로 읽는 일본 고전
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さばくのこと
沙漠の古都
国枝 史郎
国枝 史郎의 沙漠の古都(さばくのこと)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 110,076자 · 220화면
支那西域の庫魯克格の淡水湖に限って住んでいる、々という毒ある魚の小骨の粉末を香に焚いてそれで人間を麻痺させるなんて実際あなたはお怜悧でした。そういう秘伝を知っている者は支那の道教の信仰者か西域地方を踏破した人か、どっちかに限られている筈です。どうしてあなたがそれを知っているか、そんなことはお尋ねしますまい。私という人間がいなかったらあなたのやられた方法は立派に成功したでしょう。私のいたのはあなたにとってはとんだ災難というものです……汽車が徐行を始めましたね。まだオムスクへは着かない筈だ。さては石炭の供給かな。とにかくあなたには好都合です。さあさあ早くお下りなさい。警察官へ渡すにはあなたは余りに美しすぎる。それにあなたは東洋人だ。そして私も東洋人だ。同情し合おうじゃありませんか」
張は一方へ身を除けながら、出口の扉を開けてやった。すると女は猫のようにプラットホームへ飛び下りた。そしてそのままその姿を吹雪の闇へまぎれ込ませた。
闇の中から女の笑う美しい声が聞こえて来た。
「美しい支那の貴公子よ! 今日はお前が勝ったけれどいつかは私が勝って見せる。沙漠で逢おうねまたお前さんと……私は沙漠の娘だよ。