일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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かわあかり

河明り

岡本 かの子

岡本 かの子의 河明り(かわあかり)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 49,244자 · 98화면

아오조라 문고

ても川の性格ばかりは、意識に織り込まれているものが次々と思い泛べられて来た。何処でも町のあるところには必ず川が通っていた。そして、その水煙と水光とが微妙に節奏する刹那に明確な現実的人間性が劃出されて来るのが、私に今まで度々の実例があった。東洋人の、幾多古人の芸術家が「身を賭けて白雲に駕し、」とか、「幻に住さん」などということを希っている。必ずしも自然を需めるのではあるまい。より以上の人間性をと、つき詰めて行くのでもあろう。「青山愛執の色に塗られ、」「緑水、非怨の糸を永く曳く」などという古人の詩を見ても人間現象の姿を、むしろ現象界で確捕出来ず所詮、自然悠久の姿に於て見ようとする激しい意慾の果の作略を証拠立てている。

だが、私は待て、と自分に云って考える。それ等の宿々の情景はみな偶然に行きつき泊って、感得したものばかりである。今、再びそれを捉えようとして、予定して行って見ても、恐らくその情景はもうそこにはいまい。ただの河、ただの水の流れになって、私の希望を嘲笑うであろう。思出ばかりがそれらの俤を止めているものであろう。観念が思想に悪いように、予定は芸術に悪い。