후리가나로 읽는 일본 고전
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かわはぜ
河沙魚
林 芙美子
林 芙美子의 河沙魚(かわはぜ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 11,653자 · 24화면
若い女にとって、良人を待つ四年の月日と云うものはあまりに長いのである。良人の父親と醜いちぎりを結ぶにいたっては、獣にもひとしいと云う事は、いくら無智な女でも知っているはずであるのに……。田舎の実科女学校まで出た千穂子が、こうしたあやまちを犯し、あまつさえ、父との間に女の子供を生んでしまったと云うことは哀しい運命に違いない。子供がまだ腹にあるうちに終戦になった。復員の兵隊を見るたびに、千穂子も与平も罪のむくいを感じないではいられなかった。姑のまつは中風症で、もう五年ばかりも寝たきりである。家のものの眼を怖れる事はなかったけれども、千穂子は、ぶざまな姿で良人に会う事が身を切られるように辛かった。世の妻たちは、一日も早く良人の復りの早いのを祈っていると云うのに……、千穂子は、一日も遅く良人が帰って来ることを祈っていた。早く身二つになってから、良人の前に罪を詫びたいと思ったのだ。――妙なことには、遠きもの日々にうとしで、日夜、一緒に暮している与平へ対する愛情の方が、いまでは色濃いものとなっているだけに、千穂子はその情愛に悩むのである。隆吉の姿がいまではぼやけてしまって、風船のように、虚空に飛んでしまっている。