일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

はたのてい

波多野邸

豊島 与志雄

豊島 与志雄의 波多野邸(はたのてい)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 22,194자 · 45화면

아오조라 문고

あれをつかまえて、さんざん怒らせて、火のついたマッチの棒を手にはさませるのである。蟹は怒って、マッチの棒を力一杯にはさんでいる。そのうちに、棒はだんだん燃えつきてゆき、手元まで燃えて、手が熱くなる。蟹は驚いて、目玉をつき立て手をうち振るが、やはりマッチをはさんでいる。手の鋏を開いてマッチの棒を捨てることを知らない。手があまり熱くなると、蟹は手を根本からぽろりと落して、逃げてゆく。もっとも、手はまた生えてくるものらしいが、それにしても、手を落してゆくくらいなら、初めから、鋏を開いて、マッチの棒だけを捨てればよさそうなものだ。

「子供の時、私はそんなことをしてさんざん遊んだものだよ。」

一同はその話の続きを待った。井野老人はやがて言った。

「マッチの火は吾々の慾望だよ。吾々はそれを捨てることを知らずに、いつまでもじっと握ってるものだから、遂には、手か足か何か大事なものまで、捨ててしまわなければならないことになる。ところで、私にとっては、そのマッチはビールだ。世界がひっくり返っても飲みたい。その私に、ここでは十分に飲ましてくれる。つまり、手か足か何か大事なものを、ここにいる限りは、自分でもぎ捨てるようなことにならないで済むというわけだ。