후리가나로 읽는 일본 고전
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ちゅうもんのおおいりょうりてん
注文の多い料理店
宮沢 賢治의 注文の多い料理店(ちゅうもんのおおいりょうりてん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 106,269자 · 223화면
眼がさめたのだ、洞穴は
まだまっ暗で恐らくは
十二時にもならないらしかった。
そこで楢ノ木大学士は
一つ小さなせきばらいをし
まだ雷竜がいるようなので
つくづく闇をすかして見る。
外ではたしかに涛の音
「なあんだ。馬鹿にしてやがる。もう睡れんぞ。寒いなあ。」
又たばこを出す。火をつける。
楢ノ木大学士は宝石学の専門だ。
その大学士の小さな家
「貝の火兄弟商会」の
赤鼻の支配人がやって来た。
「先生お手紙でしたから早速とんで来ました。大へんお早くお帰りでした。ごく上等のやつをお見あたりでございましたか、何せ相手がグリーンランドの途方もない成金ですからありふれたものじゃなかなか承知しないんです。」
大学士は葉巻を横にくわえ
雲母紙を張った天井を
斜めに見ながらこう云った。
「うん探して来たよ、僕は一ぺん山へ出かけるともうどんなもんでも見附からんと云うことは断じてない、けだしすべての宝石はみな僕をしたってあつまって来るんだね。いやそれだから、此度なんかもまったくひどく困ったよ。殊に君注文が割合に柔らかな蛋白石だろう。僕がその山へ入ったら蛋白石どもがみんなざらざら飛びついて来てもうどうしてもはなれないじゃないか。