일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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つだせいふうくんのえとなんがのげいじゅつてきかち

津田青楓君の画と南画の芸術的価値

寺田 寅彦

寺田 寅彦의 津田青楓君の画と南画の芸術的価値(つだせいふうくんのえとなんがのげいじゅつてきかち)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 11,532자 · 23화면

아오조라 문고

科学の場合には方則の普遍性とか思考の節約とかいう事が標準となって科学者の自然に対する見方を指導しその価値を定めて行くのである。これに比べて芸術家が自然に対する見方は非常に多様であり得る事は勿論である。科学者はなるたけ自分というものを捨ててかかろうとする。一方で芸術家はもっぱら自己を主張しようとする。而してその区々な表現の価値を定めるものも科学の場合とは無論一様でない。しかしともかくも芸術家のうちで自然そのものを直接に見て何物かを見出そうという人があれば、その根本の態度や採るべき方法には自ずから科学者と共通点を見出す事が出来てもよい訳である。

新しい目で自然を見るという事は存外六かしい事である。吾人は生れ落ちて以来馴れ切っている周囲に対して、ちゃんと定まった、しかも極めて便宜的な型や公式ばかりを当て嵌めている。朝起きて顔を洗う金盥の置き方から、夜寝る時の寝衣の袖の通し方まで、無意識な定型を繰返している吾人の眼は、如何に或る意味で憐れな融通のきかきぬものであるかという事を知るための、一つの面白い、しかも極めて簡単な実験は、頭を倒にして股間から見馴れた平凡な景色を覗いて見る事である。