후리가나로 읽는 일본 고전
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うかぶひこうとう
浮かぶ飛行島
海野 十三
海野 十三의 浮かぶ飛行島(うかぶひこうとう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 124,009자 · 249화면
しかしついに電話に出て、川上のいいつけにより命令を発した。電話は無電機につながれたらしく、提督は絶望の色をうかべた。
扉は、もう一息で破壊されるであろう。しかし川上機関大尉は、電話機を提督の手からひったくった。
「ああ、大日本帝国海軍、艦隊本部へ報告。只今、川上機関大尉と杉田二等水兵とは、英国海軍の大航空母艦飛行島を占領せり――」
ああなんという奇抜な報告だろう。飛行島から発せられたこの日本語の電話は、かならずや日本人の何人かに聞きとられたに相違ない。
その瞬間、重い扉はどーんと叩きやぶられた。大勢の士官と水兵との食いつきそうな顔が見えた。あっ、危い。次の瞬間、弾丸の雨、銃剣の垣だ!
しかし川上機関大尉は、まだ電話機を離さなかった。生死を超えた毅然たる勇姿だ。
「――大日本帝国、ばんざーい」
その声が終るが早いか、電話機は紐線もろともぷつりとひきちぎられた。川上が力まかせにひきちぎったのだ。彼の腕がぶーんと鳴った。
がちゃーんと烈しい音がして、提督室の天井に点いていた電灯が笠もろとも、粉々に壊れ散った。川上機関大尉が、電話機をなげつけたのだ。狙はあやまたなかった。