후리가나로 읽는 일본 고전
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うみにいくるひとびと
海に生くる人々
葉山 嘉樹
葉山 嘉樹의 海に生くる人々(うみにいくるひとびと)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 161,305자 · 321화면
彼はそこのケークホールへ、その格好で平気で押しかけるのであった。
ろくに食べた気のしないうちに波田は五十銭の予定額だけを食い尽くした。それ以上は借款によるよりほかに道がないので、彼はやむを得ず、小倉が帰って来るまで待つことにした。
波田にとっては、一切の欲望の最高なるものを菓子が占めていた。
もし三上がいるとすれば、沖売ろうのねえさんは、ボースンと、大工と、三上との共同戦線の下に、かわいそうにいじめられるのであった。彼女は、それを覚悟で、二重に猿股をはいて、本船へ、彼女のパンを得べく沖売ろうに来るのであった。
彼女は、実に気の毒なほど醜かった。それは形容するのが惨憺なくらいに醜い女であった。年は二十三、四ぐらいに見えた。彼女は、女に生まれたことが全く不都合な事だった。彼女がその髪を延ばして置いて、鏡に向かってその髪を結ぶ時に、きっと彼女は自然をのろうだろうとおもわれた。彼女と一緒に本船の火夫室へ来る沖売ろうは、彼女とはまるで違っていた。年は同年ぐらいであったが、彼女は北国に見る美人型であった。
彼女は、水夫たちから、ことに、彼女を見るも気の毒なくらいに恥ずかしめる、ボースンや大工らは、彼女が、「インド猿」