일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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うみにいくるひとびと

海に生くる人々

葉山 嘉樹

葉山 嘉樹의 海に生くる人々(うみにいくるひとびと)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 161,305자 · 321화면

아오조라 문고

人足の四、五の者は直ちにおどり入った。そして、二人は――三上は櫓と抱き合って、ゴロゴロころがった、彼は、立とうとして二、三度試みたが、彼の四倍も長い重い櫓を抱えていたので立てないで、その代わりに潮を飲んだ。ボースンは、そのとっさの場合にも、荷物を流すまいとして、手を章魚のように八方に広げて、手にさわるものをつかもうとしながら、グルグルと巻きころがされた。そして、彼は手に舟板一枚と洋傘一本とをしっかりと握りしめていた。

もし、人足が助けてくれなかったならば、伝馬はもちろん、流されているし、ボースンにしても、三上にしても、死に得た。彼らは足が立たなかったといっていた。そのはずであった。どんな大男でも、海の幅ほど丈のあるものはないからだ。つまり彼らは、横になりながら足を突っぱろうと試みたのだ。

二人は、櫓と、舟板と洋傘とをしっかり握りしめて、人足に助け上げられた。

ボースンの荷物は、布団一枚と毛布一枚との包みが取りとめられた。そして、帆木綿の袋の方は流れた。そして、一切は残るくまなく完全にぬれてしまった。それは、吸い取り紙が完全にぬれたように、ほとんど一切を役に立たなくしてしまった。