후리가나로 읽는 일본 고전
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うみにいくるひとびと
海に生くる人々
葉山 嘉樹
葉山 嘉樹의 海に生くる人々(うみにいくるひとびと)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 161,305자 · 321화면
船の動揺ははなはだしかったが、満船している関係上、動揺以上に浪の打ち込みがはなはだしく、そのため、水夫室の頭上では、錨が浪と衝突して少しでもゆるみが来ると、今にもサイドを押し割りそうに、メリメリッと鳴った。
波田は、それらのことには、ほかのだれもと同じくなれ切っているので、二度目の夕食をうまく食うことができた。
彼は、腹には詰め込みながら、耳には、セーラーたちの「煙草」の話を聞いた。しけたあとでは、きっと話がしんみりするのであった。いつでもふざけるにきまっている三上さえも、一、二度極端な、女郎に関するその話題を提供してみたが、反響がないので、それ以外に話すことを全然持たない彼は黙りこくって、すぐにその寝床にもぐりこんで、三十分間をぐっすりと寝ることに決めたらしかった。
畳敷きにはできない形ではあるが、それをその面積に換えれば六畳ぐらいは敷けるだろうと思われる「おもて」には、上下二段にベッドを作りつけて、水夫長、大工、舵取りを除いた、水夫五人と、おもてのコックが一人と、ストキとが寝るようにできていて、その中央に、テーブルと、ベンチとが作りつけてあった。