후리가나로 읽는 일본 고전
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うみにいくるひとびと
海に生くる人々
葉山 嘉樹
葉山 嘉樹의 海に生くる人々(うみにいくるひとびと)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 161,305자 · 321화면
それは味としては実にまずさこの上もないものであった。みそ汁にしろ、沢庵にしろ、味という点から味わう時にそれは零であった。けれども、これがセーラーたちにはこの上もなくうまかった。彼らはよくそれほど多量に食べると思うほどむさぼり食った。
ストキは波田に、セーラーたちが、まずいものを多く食べることには、心理的な部分も非常に手伝っているといったことがあった。ストキに従えばこうであった。
セーラーは食物を定期に与えられる。彼らは、どの食事の前にも少なくとも、四時間の労働を課せられている。彼らは十分空腹である。時間が来ると、彼らは食卓へかけつける。食卓には、盛り切りの惣菜が一皿ずつ置かれてある。やや充分に食べるためには、沢庵だけしかない。彼らは、いつでも、次の食事がはなはだしく待ち遠い。それは、空腹が待たせるよりも、も一つの重要な理由は、次の食事が来るということが、その日の労働をそれだけ成し終えたという、一つの安心を彼らに与えることと、その食事のあとにいくらかの時間が、彼らに与えられていることとである。彼らはこれらの心理作用によって、待ち兼ねた食事が済むと、すぐに次の食事を、ゲーゲーおくびを出しながら待つのである。