후리가나로 읽는 일본 고전
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かいじょうはつでん
海城発電
泉 鏡花
泉 鏡花의 海城発電(かいじょうはつでん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 12,039자 · 25화면
白状はしなかったに違無いが、自分で、知ってれば謂おうというのが、既に我が同胞の心でない、敵に内通も同一だ。」
と謂いつつ海野は一歩を進めて、更に看護員を一睨せり。
看護員は落着済まして、
「いや、自分は何も敵に捕えられた時、軍隊の事情を謂っては不可ぬ、拷問を堅忍して、秘密を守れという、訓令を請けた事も無く、それを誓った覚も無いです。また全くそうでしょう、袖に赤十字の着いたものを、戦闘員と同一取扱をしようとは、自分はじめ、恐らく貴下方にしても思懸はしないでしょう。」
「戦地だい、べらぼうめ。何を! 呑気なことを謂やがんでい。」
軍夫の一人つかつかと立かかりぬ。百人長は応揚に左手を広げて遮りつつ、
「待て、ええ、屁でもない喧嘩と違うぞ。裁判だ。罪が極ってから罰することだ。騒ぐない。噪々しい。」
軍夫は黙して退きぬ。ぶつぶつ口小言謂いつつありし、他の多くの軍夫等も、鳴を留めて静まりぬ。されどことごとく不穏の色あり。眼光鋭く、意気激しく、いずれも拳に力を籠めつつ、知らず知らず肱を張りて、強いて沈静を装いたる、一室にこの人数を容れて、燈火の光冷かに、殺気を籠めて風寒く、満洲の天地初夜過ぎたり。