일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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かいていとし

海底都市

海野 十三

海野 十三의 海底都市(かいていとし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 84,118자 · 168화면

아오조라 문고

僕は、ひそかに仏さまの慈悲に輝いたお顔を胸に思いうかべた。そして南無阿弥陀仏を唱え始めた。もちろん声は出ない、心の中でどなりたてたに過ぎないけれど……。

そのときであった。大きながらがら声で突然怒鳴り散らし始めた者があった。その声はトビ男学生の声でもなく、またもちろんダリア嬢のそれでもなかった。その叱咤する声は、だんだん大きくなっていって、雷鳴かと疑うばかりだった。

「……ばかだねえ、君たちは。二度と手に入らない貴重な人間をそんな無茶な目にあわすとは困るじゃないか。死んじまったら、わしは免職だよ。それに第一、これは君たち両人の所有物じゃないだろう、両人だけに勝手に処分されちゃ困るよ」

その声に聞き覚えがあった。それこそ正にカビ博士だった。

カビ博士が救援に駆けつけてくれなかったら、僕は遂にダリア嬢たちの手であえない最後を遂げてしまったことであろう。後でタクマ少年から聞いたところによると、博士は僕の盗難を大学の人からの急報によって知り、ベッドを滑り下りると寝巻のまま大学へ駆けつけ、それから捜査に移ったそうである。

「もう大丈夫だ。明日になれば元気を恢復するだろう。