후리가나로 읽는 일본 고전
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かいていとし
海底都市
海野 十三
海野 十三의 海底都市(かいていとし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 84,118자 · 168화면
だが、目に見えぬあやしい力は、僕に作用し、僕の足は僕の心にさからって僕を不二見台へはこんでいった。そして僕は、そこで思いがけない人に出合った。
かわった少年
無遊病者のように、廃墟の不二見台に立っていた僕だった。
僕のからだは氷のようにかたくなって、西を向いて立っていた。暮れ残った空に、この前来たときと同じに、怪星が一つかがやいていた。
「本間君。やっぱり君は来てしまったね」
僕はとつぜんうしろから声をかけられた。その声をきくと僕は電気にうたれたようにその場に身体がすくんでしまった。いよいよ出たぞ、怪人が! 果して何者?
壊れた瓦の山を踏む無気味な足音が、僕のうしろをまわって横に出た。僕のひざががたがたふるえだした。うつろになった僕の眼に一人の少年の姿が入ってきた。
「本間君、君はふるえているのかい」
僕の気持は、ややおちつきをとりもどした……。
「あっ、君は……」
僕の前に立ってにやにや笑う少年。それは同級生の辻ヶ谷虎四郎君であった。
この辻ヶ谷君というのは、かわった少年で、少年のくせに額が禿げあがっており、背は低いが、顔は大人のような子供で、いつも皆とは遊ばずひとりで考えごとをしているのが好きで、ときには大人の読むようなむずかしい本をひらいて読みふけっていた。