후리가나로 읽는 일본 고전
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かいりくふうとゆうなぎ
海陸風と夕なぎ
寺田 寅彦
寺田 寅彦의 海陸風と夕なぎ(かいりくふうとゆうなぎ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 1,909자 · 4화면
これに反して曇天では、輻射の関係で上記の原因が充分に発達しない、のみならずそれが低気圧などの近づいた場合だと、この影響として現われる風がこのような地方的の風に干渉していわゆる海陸風の純粋な発達を隠してしまう。しかし、そのような場合でも詳細に調べてみると、やはり海陸風に相応する風の弛張が認められない事はないのである。
夕なぎというのは昼間の海風から夜間の陸風に移り変わる中間に、一時無風の状態を経過する、その時をさして言うのである。従って夕なぎが完全に行なわれるためには、低気圧による風や、また季節風のごときが邪魔をしない事が必要条件である。
夏期瀬戸内海地方で特に夕なぎが著しいのはどういうわけかと思って調べてみると、瀬戸内海では、元来どこでもいったいに強くない夏の季節風が、地勢の影響のために特に弱められている。そのために海陸風が最も純粋に発達する。従って風の変わり目の無風が著しく現われるのである。夕なぎに対して朝なぎもあるが、特に夕なぎの有名なのはそれが気温の高い時刻であるがためであろう。
夕なぎの継続時間の長短はいろいろな事情にもよるが海岸からの距離がおもな因子になる。