일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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りんらくのせいしゅん

淪落の青春

坂口 安吾

坂口 安吾의 淪落の青春(りんらくのせいしゅん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 17,729자 · 36화면

아오조라 문고

彼は別れる故郷の土にいさゝかもミレンがなく、兵隊がひらかれる新天地のように思われたほどであった。

車窓から眺めてきた都市の焼跡にくらべれば、ふるさとの山河は昔のまゝであったが、住民たちは変り果てゝいた。

このあたりでは、旧家の息子が女中に手をだすようなことは、ありふれたことであった。この山間の農地は、農家の娘は晩婚で、二十六七が婚期で、たいがい一度は女工にでたり、都会へ女中奉公にでてきたりする。そういう娘たちに処女はなく、夜這い、密会、青年会と処女会の聯合の集りとなると相手をもとめる機会のような公然たる性格をもっていたが、高等学校の夏休みに帰省したとき、お園という美しい女中がいたのを、貞吉がまださのみ食指をうごかさぬうちに、青年会の集りに村の同窓の誰彼から、みんな狙っていて物にした者がない娘だから手をつけないでくれや、などと言われた。

然し、関係ができて、兄に叱責され、村の噂になって隠れるようにしているとき、村の若者どもは案外淡泊で、それはまア仕方がないようなものだ、と言って、ウマクやりやがった、などと不良に背中をぶたれるような親愛を受けたような有様であった。