후리가나로 읽는 일본 고전
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りんらくのせいしゅん
淪落の青春
坂口 安吾의 淪落の青春(りんらくのせいしゅん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 17,729자 · 36화면
ジャズバンドと一緒に劇団の団長夫婦が居残って、苦々しげにダンスパーテーを見ていたが、
「どこの村もこんなものですか」
貞吉が話しかけると、昔はケンカで売ったような、五十がらみの六尺ちかい精悍な団長が意外に恐縮して、
「いや、どうも、御時世です。ところによって違いがありますが、まア、だいたいは、こんなものですなア。平地の方じゃ普通ですが、山地では、こゝは珍しい方でしょうな。私ども元々春から秋までは在方の百姓ですが、然し、この一座を組織してから、私が二代目の団長で、かれこれ三十年ちかくなります。昔は私どもが農村のヤクザのように言われたものですが、今では、私どもが一番の昔者でして、私どもは親きょうだい、いとこ、たいがい親類同志みたいなもので、それぞれ団員同志結婚したりイイナズケがきまっておりますから、まるで、もう、御時世に合わなくなってしまいましたよ。この節では、在所の顔役よりも、青年会のあたりまえの連中がインネンをつけにやってきますな。それでも、こうして、娘の相手に不自由がないせいで、私共も商売安全というものでさ」
貞吉も、もう二十九であった。青年たちは二十五六が大将株で、十七八の小倅まで、背広にクワエ煙草というアンチャンの方式通りの姿であった。