후리가나로 읽는 일본 고전
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ふかがわにょうぼう
深川女房
小栗 風葉
小栗 風葉의 深川女房(ふかがわにょうぼう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 28,597자 · 57화면
雇い婆はこないだうちからの疲れがあるので、今日は宵の内から二階へ上って寝てしまうし、小僧は小僧でこの二三日の睡不足に、店の火鉢の横で大鼾を掻いている、時計の音と長火鉢の鉄瓶の沸るのが耳立って、あたりはしんと真夜中のよう。
新所帯の仏壇とてもないので、仏の位牌は座敷の床の間へ飾って、白布をかけた小机の上に、蝋燭立てや香炉や花立てが供えられてある。お光はその前に坐って、影も薄そうなションボリした姿で、線香の煙の細々と立ち上るのをじっと眺めているところへ、若衆の為さんが湯から帰って来た。
「お上さん、お寂しゅうがしょうね。私にもどうかお線香を上げさしておくんなさい」
お光は黙って席を譲った。
為さんは小机の前にいざり寄って、線香を立て、鈴を鳴らして殊勝らしげに拝んだが、座を退ると、「お寂しゅうがしょうね?」と同じことを言う。
お光は喩えようのない嫌悪の目色して、「言わなくたって分ってらね」
「へへ、そうですかしら。私ゃまたどうかと思いまして」
お光は横を向いて対手にならぬ。
為さんはその顔を覗くようにして、「お上さん、親方は何だそうですね、お上さんに二度目の亭主を持つように遺言しなすったんだってね?」