일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

ja-reading.com

후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

せいしゅうかんそうわ

清修館挿話

林 芙美子

林 芙美子의 清修館挿話(せいしゅうかんそうわ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 10,062자 · 20화면

아오조라 문고

谷村さんは何気なく胸に風呂敷包みをズリ上げてまるで夢でも見ているような気持ちで、ちよいと下女の髪の毛を一本抜いたのであります。

「アラ! まあ、御冗談を……」

下女はさつと顔を赤らめて、両手で乳房を抱くと、キッキッと笑つて台所の方へ走つて隠れて行きました。

谷村さんは抜いた一筋の毛を捨てもやらずに、持つたまゝ呆やり立つていましたが、丁度その時お上さんが帳場の方から出て来ました。

「あゝ、お早うございます。お序にこれをちよいと、名札掛けにかけて下さいませんですか、おつかいだてして済みません。――どうです、うまいもんでございましよう」

黒塗りの板に朱で、「谷村三四郎」と書いてある札を持つて来て、お上さんは妙に笑つています。

谷村さんはホッとして、その自分の名札を受取ると、そゝくさと、名札掛けにそれを掛けて下宿の石の段々をあわてゝ降りました。

2 長安一片の月

万戸衣を擣つの声

秋風吹き尽くさず

総じて是れはこれ玉関の情なりき

何れの日にか胡虜を平げて

良人は遠征を罷めなん

谷村さんは、夏中愛読した唐詩選の中の、李白の詩を心よげに口ずさんで歩きました。

下宿から学校までは、五町あまりのものでありましたが、大変谷村さんには腹具合のいゝ散歩で、その学校までの道筋には、麻雀荘だの、安カフエー、古本屋、魚屋、床屋、玉突場