후리가나로 읽는 일본 고전
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こなんのおうぎ
湖南の扇
芥川 竜之介의 湖南の扇(こなんのおうぎ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 9,079자 · 19화면
まして柑類の木の茂った、石垣の長い三角洲はところどころに小ぢんまりした西洋家屋を覗かせたり、その又西洋家屋の間に綱に吊った洗濯ものを閃かせたり、如何にも活き活きと横たわっていた。
譚は若い船頭に命令を与える必要上、ボオトの艫に陣どっていた。が、命令を与えるよりものべつに僕に話しかけていた。
「あれが日本領事館だ。………このオペラ・グラスを使い給え。………その右にあるのは日清汽船会社。」
僕は葉巻を銜えたまま、舟ばたの外へ片手を下ろし、時々僕の指先に当る湘江の水勢を楽しんでいた。譚の言葉は僕の耳に唯一つづりの騒音だった。しかし彼の指さす通り、両岸の風景へ目をやるのは勿論僕にも不快ではなかった。
「この三角洲は橘洲と言ってね。………」
「ああ、鳶が鳴いている。」
「鳶が?………うん、鳶も沢山いる。そら、いつか張継尭と譚延との戦争があった時だね、あの時にゃ張の部下の死骸がいくつもこの川へ流れて来たもんだ。すると又鳶が一人の死骸へ二羽も三羽も下りて来てね………」
丁度譚のこう言いかけた時、僕等の乗っていたモオタア・ボオトはやはり一艘のモオタア・ボオトと五六間隔ててすれ違った。