일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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まんかんところどころ

満韓ところどころ

夏目 漱石

夏目 漱石의 満韓ところどころ(まんかんところどころ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 74,601자 · 148화면

아오조라 문고

五万年は愚か、一二カ月で河口はすっかり塞がってしまいそうである。それでも三千噸ぐらいな汽船は苦もなくのそのそ上って来ると云うんだから支那の河は無神経である。人間に至っては固より無神経で、古来からこの泥水を飲んで、悠然と子を生んで今日まで栄えている。

サンパンと云う船がここかしこに浮かんで形に合しては大き過ぎるぐらいな帆を上げている。帆の裏には細い竹を何本となく横に渡してあるから、帆に角が立つのみか、捲き上げる時にはがらがら鳴る。日本では見られない絵である。その間を横切って向岸へ着いた。向岸には何にもない。ただ停車場が一つある。北京への急行が出るとか云うので、客がたくさん列車に乗り込んでいる。下等室を覗いたら、腰かけも何もない平土間に、みんなごろごろ寝ころんでいた。帰りにはサンパンに乗って、泥の流を押し渡った。風が出ると難儀だそうである。春の初めには山のような氷が流れてくる。先が見えないので、氷と氷の間に挟まれると命を取られる。ある時氷に路を塞がれて仕方がないから、船を棄てて氷の上へ上って、乗り捨てた船を引き摺って向う側へ出て、ようやくまた船に乗ったと云う話がある。