일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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まんかんところどころ

満韓ところどころ

夏目 漱石

夏目 漱石의 満韓ところどころ(まんかんところどころ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 74,601자 · 148화면

아오조라 문고

後に人の説明を聞いて始めて知ったのだが、このだだっ広い応接間は、実は舞踏室で、それを見下している手摺付の二階は、楽隊の楽を奏する所にできているのだそうだ。そんなら、そうと早くから教えてくれれば、安心するものを、断りなしに急に仏様のない本堂へ案内されたものだからまず一番に吃驚した。余は大連滞在中何度となくこの部屋を横切って、是公の書斎へ通ったので、喫驚する事は、最初の一度だけですんだが、通るたんびに、おりもせぬ阿弥陀様を思い出さない事はなかった。

室を這入って右は、往来を向いた窓で、左の中央から長い幕が次の部屋の仕切りに垂れている。正面に五尺ほどの盆栽を二鉢置いて、横に奇麗な象の置物が据えてある。大きさは豚の子ほどある。これは狸穴の支社の客間で見たものと同じだから、一対を二つに分けたものだろうと思った。そのほかには長い幕の上に、大な額がかかっていた。その左りの端に、小さく南満鉄道会社総裁後藤新平と書いてある。書体から云うと、上海辺で見る看板のような字で、筆画がすこぶる整っている。後藤さんも満洲へ来ていただけに、字が旨くなったものだと感心したが、その実感心したのは、後藤さんの揮毫ではなくって、清国皇帝の御筆であった。