일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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まんかんところどころ

満韓ところどころ

夏目 漱石

夏目 漱石의 満韓ところどころ(まんかんところどころ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 74,601자 · 148화면

아오조라 문고

その時橋本は敷居を跨いで、中へ這入った。余も橋本に続こうとして身体を半分廂から奥へ差し込んだが、支那の家に固有な一種の臭が、たちまち鼻に感じたので、一二歩往来の方へ出て佇んでいた。今云う門は十間ばかり先の四辻にあるので、余は鳥打帽の廂に高い角度を与えてわざわざ仰むいて見た。時刻は暮に近い頃だったから、日の色は瓦にも棟にも射さないで、眩しい局部もなく、総体が粛然と喧びすしい十字の街の上に超越していた。この門は色としては、古い心持を起す以外に、特別な采をいっこう具えていなかった。木も瓦も土もほぼ一色に映る中に、風鈴だけが器用に緑を吹いていただけである。瓦の崩れた間から長い草が見えた。廂の暗い影を掠めて白い鳩が二羽飛んだ。余は久しぶりに漢詩というものが作りたくなった。待っている間少し工夫して見たが、一句も纏まらないうちに、橋本が筆と墨を抱えて出て来たので興趣は破れてしまった。

このほかにこの門から得た経験は、暗い穴倉のなかで、車に突き当りはしまいかと云う心配と、煉瓦に封じ込められた塵埃を一度に頭から浴びると云う苦痛だけであった。余の車屋はこの暗い門の下を潜って、城内の満鉄公所まで、悪辣無双に引いて行った。