일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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まんかんところどころ

満韓ところどころ

夏目 漱石

夏目 漱石의 満韓ところどころ(まんかんところどころ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 74,601자 · 148화면

아오조라 문고

それから三度も四度も猛烈な手紙を寄こしたあとで、とうとうこう云う条件を出した。自分が三平と誤られるのは、双方とも筑後久留米の住人だからである。幸い、肥前唐津に多々羅の浜と云う名所があるから、せめて三平の戸籍だけでもそっちへ移してくれ。これだけは是非御願するとあったんで、余はとうとう三平の方を肥前唐津の住人に改めてしまった。今でも「猫」を御読みになれば分る。肥前の国は唐津の住人多々羅三平とちゃんと訂正してある。

こう云う訳で余と因縁の浅からざる股野に、ここでひょっくり出逢うとは全く思いがけなかった。しかも、その家へ呼ばれて御馳走になったり、二三日間朝から晩まで懇切に連れて歩いて貰ったり、昔日の紛議を忘れて、旧歓を暖める事ができたのは望外の仕合である。実を云うと、余は股野がまだ撫順にいる事とばかり思っていた。

余は大連で見物すべき満鉄の事業その他を、ここで河村さんと股野に、表のような形に拵えて貰った。

十二

腹がしきりに痛むので、寝室へ退いて、長椅子の上に横になっていると、窓を撲つ雨の音がしだいに繁くなった。これじゃ舞踏会に行く連中も、だいぶ御苦労様な事になったものだと思って、ポッケットから招待状を出して寝ながら、また眺めて見た。