후리가나로 읽는 일본 고전
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まんかんところどころ
満韓ところどころ
夏目 漱石의 満韓ところどころ(まんかんところどころ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 74,601자 · 148화면
したがって馬は一寸がた跛を引いて車体を前へ運んで行く訳になる。席から首を延ばして、この様子を見た時は、安んじて車に乗っているのが気の毒なくらい、馬に対して痛わしい心持がした。御者に注意してやると、御者は支那語で何とか云いながら、鞭を棄てて下へ下りたが、非常に固く詰っていたと見えて、叩いても引っ張っても石が取れないので、またのそのそ御者台へ上がった。そうして、後にいる余の方をふりむいて、にやにや笑いながら、また鞭を鳴らし出した。馬も存外平気なもので、そのままとうとう大和ホテルまで帰って来た。
橋本と余はこう云う馬車の中で、こう云う路の上に揺振られべく旧市街から出立した。あれがステッセル将軍の家でと云うのを遠くから見ると、なかなか立派にできている。戦争の烈しくならない時は、将軍がみごとな馬車を駆ってそこいらを乗り廻しているのが遥の先から見えたそうである。A君の指して教えられた中で、ただ一つ質素な板囲の小さい家があった。それがまるで日本の内地で見る普通の木造なのだから珍らしかった。何とか云う有名な将軍の住宅だと説明されたが、不幸にしてその有名な将軍の名を忘れてしまった。