일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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まんかんところどころ

満韓ところどころ

夏目 漱石

夏目 漱石의 満韓ところどころ(まんかんところどころ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 74,601자 · 148화면

아오조라 문고

これは事務長の佐治さんが、自分で読むために上陸の際に買入れて、読んでしまうと船の図書館に寄附するのだと佐治さん自身から聞いた。佐治さんは文学好と見えて、余の著書なども読んでいる。友人の畔柳芥舟と同郷だと云うから、差し向いで芥舟の評判を少しやった。

また室を出て海を眺めた。すると先刻黒い影を波の上に残して、遠くの向うを動いていた船が、すぐ眼の前に見える。大きさは鉄嶺丸とほぼ同じぐらいに思われるが、船足がだいぶ遅いと見えて、しばらくの間にもうこれほど追つかれたのである。欄干に頬杖を突いて、見ていると鉄嶺丸が刻一刻と後から逼って行くのがよく分る。しまいには黄色い文字で書いた営口丸の三字さえ明かに読めるようになった。やがて余の船の頭が営口丸の尻より先へ出た。そうして、尻から胴の方へじりじりと競り上げて行った。船は約一丁を隔ててほとんど並行の姿勢で進行している。もう七八分すると、余の船は全く営口丸を乗り切る事ができそうに思われた。時に約一丁もあろうと云う船と船の間隔が妙に逼って来た。向うの甲板にいる乗客の影が確に勘定ができるようになった。見るとことごとく西洋人である。