일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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まんかんところどころ

満韓ところどころ

夏目 漱石

夏目 漱石의 満韓ところどころ(まんかんところどころ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 74,601자 · 148화면

아오조라 문고

不幸にして、二百三高地の上までは来たようなものの、どっちが東でどっちが西か、方角がまるで分らない。ただ広々として、山の頭がいくつとなく起伏している一角に、藍色の海が二カ処ほど平たく見えるだけである。余はただ朗かな空の下に立って、市川君の指さす方を眺めていた。

自分でここへ攻め寄せて来た経験をもっている市川君の話は、はなはだ詳しいものであった。市川君の云うところによると、六月から十二月まで屋根の下に寝た事は一度もなかったそうである。あるときは水の溜った溝の中に腰から下を濡らして何時間でも唇の色を変えて竦んでいた。食事は鉄砲を打たない時を見計って、いつでも構わず口中に運んだ。その食事さえ雨が降って車の輪が泥の中に埋って、馬の力ではどうしても運搬ができなかった事もある。今あんな真似をすれば一週間経たないうちに大病人になるにきまっていますが、医者に聞いて見ると、戦争のときは身体の組織がしばらくの間に変って、全く犬や猫と同様になるんだそうですと笑っていた。市川君は今旅順の巡査部長を勤めている。

二十八

旅順の港は袋の口を括ったように狭くなって外洋に続いている。